CHiAKi's fashion week in TOKYO

皆さん、こんにちは。

ご無沙汰しております、CHiAKiです。

 

3月17日(月)~22日(土)に行われた【Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO】。

この、年に二回ある世界のコレクションサーキット最終戦に私も参戦すべく、17日の深夜、東京へと出発しました。

 

・・・と、期間中の一日一日を事細かく書いていこうと思ったのですが、少し考えが変わりました。

東京の街と人、様々なものとの化学反応を楽しんでいくにつれ、いくつかの疑問と、それらの答えを見つけることができました。その疑問と答えを見つける過程をお話ししながら、今回の【CHiAKi’s fashion week in TOKYO】を二回に分けて振り返っていこうと思います。

 

 

 

まず、この4日間で私が観覧できたショーはというと・・・

 

■3月18日(火)

SOMARTA  16:00 渋谷ヒカリエ Hall A

 

■3月19日(水)

IN-PROCESS by hall ohara 15:30 渋谷ヒカリエ Hall B

KBF 21:00 渋谷ヒカリエ Hall A

 

■3月20日(木)

YUMA KOSHINO 19:00 ガーデンホール(恵比寿ガーデンプレイス)

FACETASM 21:00 渋谷ヒカリエ Hall A

 

■3月21日(金)

motonari ono 10:30 渋谷ヒカリエ Hall B

 

当初、3つ観られれば良し!と思っていましたが、なんて低い目標だことww

もっともっと観たい!!!と日に日に欲が出てきて、最終的に6つのショーを観る事ができました。

 

日々、海外のショーやコレクション動画を観て、モデルの表情やウォーキングを観察してますが・・・やはり生に勝るものはないですね。

 

いつもはPC画面や紙面を通してでしか見られないトッププロモデル達が、私の目の前を横切っていきます。

音楽にのって、各ブランドの今期コンセプトに合わせた表情とウォーキング。たった数十メートルの1ウォークで、世界にその服の魅力を発信するという任務。

彼女達は非常に高度なことをやっているのです。

 

服は「人間が着用して初めて完成される芸術品」だと私は考えているのですが、その作品を完璧なものとして世に発表するために、最高のボディー=モデルという「感情を表しながら動く体」がまず最初に必要となるのではないでしょうか。

 

今回の滞在中、一番最初に観ることができたのは『SOMARTA』のショーでした。

有名な総レースのボディースーツを着たマネキンがずらりと置いてありました。約50体はあったでしょうか。

ショーは、マネキンの間をモデルが通り抜け、メインのランウェイを歩くという演出。

最後は、出演モデル全員が総レースのボディースーツを身に纏っての登場。

どれがマネキンでどれが人間なのか。。

それほど、モデル達のボディーは完璧だったのです。

頭の小ささ、骨格、脚の長さ、ボディーライン・・・全てがパーフェクト。

 

このショーのモデルは全員外国人でした。

私は、26歳、日本人。今からこの外国人モデルのような身長、脚の長さはどうやったって手に入らない。私はこの身体で勝負するしかない。

ではあと何をすれば、私はこのランウェイを歩くことができるんだろう・・・

そんなことを思いながら、会場を後にしました。

 

出演モデルが全員外国人、日本人モデル少しに外国人モデル大勢・・・

各ブランド、各シーズンで、その比率は異なります。

しかし、CHiAKi’s fashion week最終日の21日(金)、とても嬉しビックリなことが起こりました。

 

それは「motonari ono」のショーでの出来事。

 

関係者様の計らいで、特等席で鑑賞できることになった私は、それだけで胸を躍らせていました。

照明が暗くなり、大音量の音楽が鳴り始めました。

まずは全出演モデルが次々と出てきて、早いテンポの音楽に合わせて颯爽と歩いていきます。

そして照明が明るくなり、モデルが一人ずつ歩き始めたのですが・・・

出てくるモデル、み~~~んな日本人!!!(外国人かな?て思った人もいたけれど、後で調べるとハーフの方でした)

入夏ちゃん、麻宮彩希ちゃん、カロリナちゃん、monaちゃん、黒田エイミちゃんの有名モデルはもちろん、他の日本人モデル達も最高にかっこいい!!!

 

スピード感、表情、脚の運び方、歩幅、腕の振り、脚の筋肉、膝の・・・って、 キリがないほど見る箇所たくさんwww 五感を使ってこの会場にあるもの全てを吸収する勢いで、前傾姿勢になりながらショーを観ていました。

 

総て日本人モデルにしたのは、もちろん何か意図があってのこと。(今までのコレクションと比較して、よりリアルクローズを意識したという一種の表現方法だったのでは?と私は思う)

毎回そういうわけにいかないことはわかっています。

しかしだからこそ、私達日本人モデルは常に強い攻めの気持ちでオーディションに望めるのではないでしょうか。安心する余地もなく、とにかく日本人としてのアイデンティティーをしっかり持ち、ワンウォークで情熱を伝えることに専念する。

 

常に全国各地でなんらかのオーディションが開催され、次々と若いモデル達が世に出ていきます。

どの業界でもこの新陳代謝は起こっていますが、私がすべきことはただ一つ。

 

「できることを一生懸命やればいい。」

 

今の自分が持っているもの「全て」を出し切ることに専念すればいいのです。

日頃からイメトレ、ミラーレッスン、自己分析(自問自答)を欠かさずやっていれば、いつ自分が注目を浴びる場所に出るときが来たとしても、余すところなく自分の力を最大限に引き出すことができるはずです。

 

今までは、自分でやろうと決めた事なのに、いつのまにかそれが義務化し、果てには嫌々ノルマをこなす・・・というなんとも見苦しいことをやっていました。

 

でも今は違います。何事も自主性の元で楽しみながら行動することができているんです。

 

・・・前とはなにが違うんだろう、何がこの変化をもたらしているのだろう。

 

それは、周りの人への感謝の気持ちを持っていることと、その人たちと一緒に何か楽しいことをしたいという無邪気な好奇心が、私の脳と身体をプラスの方向へ導いてくれているのだと思います。

 

いつも肩に力が入りすぎている私。

皆様の力をお借りしながら、リラックスすることを忘れずに、これからも前に前に突き進んでいきたいです。

 

といったところで、【CHiAKi’s fashion week in TOKYO】の第一回目はここで終わりです。

第二回目(最終回?)は、東京の街で出逢った様々なファッションに身を包む人達を見て感じたこと(←これが真髄だろw??)を投稿予定です。

 

それでは。

 

 

この瞬間を楽しもう。できるだけ幸福に生きよう。そのためにも、とりあえず今は楽しもう。素直に笑い、この瞬間を全身で楽しんでおこう。 『超訳 ニーチェの言葉』よりーTwitter:『超訳ニーチェの言葉II』公認bot(@Nietzschebotjp)